新規の血管発芽シグナルを標的とした癌治療法の開発

木戸屋浩康
(大阪大学 微生物病研究所 助教)

2015年6月12日金曜日

論文の紹介

これも5月の話になりますが、これまで行っていた研究成果が論文として雑誌に掲載されました!

研究者にとって、実験結果をまとめて論文を完成させることは一つの目標であり、それを達成できることは嬉しいものです。
今回の論文は長年かけて研究を行った内容で、改めて誌面で論文を見ると感無量です。 
(原著論文も6月23日までこちらで見ることができます。)



内容は血管の動脈と静脈が、なぜ並走するのかを研究したものです。
恒温動物の動脈と静脈は、体の中できれいに並んで作られています。
このことは昔から知られていましたが、「どのように並走構造が作られるか」、「生理的にどのような意義があるのか」はこれまで謎でした。

今回の論文では、動脈と静脈の間で互いを「引きつける力」と「離れさせる力」の相反する力がバランス良く働くことで、動脈と静脈を並走させていることを解明しました。
また、並んでいる動脈と静脈は、体温の調整に働いている事を証明しました。

詳細な内容については「ライフサイエンス 新着論文レビュー」を、ぜひご連頂ければと思います。
また、疑問点など有りましたら、ご連絡やコメント欄に記入頂けましたらお答え致します。

2015年6月1日月曜日

学会に参加しました(5月分)

5月中にブログに書けませんしたが、5月に参加した学会について報告させて頂きます。

まず、5月13日大阪大学で開催された「春期特別日本血管生物医学会シンポジウム」にて口頭発表を行いました。
国内・国外から血管研究者を招いて開かれたシンポジウムで、最新のトッピックスを中心に議論が行われました。

続いて5月14日-16日は、熊本の南阿蘇で、「AIM(Aso International Meeting)」に参加しました。

阿蘇山の麓の緑に囲まれた環境の中、合宿形式の学会にて早朝から深夜までサイエンスに打ち込みました。
多様な内容でしたが、レベルの高い発表が続き、多くを学ぶことができました。

両学会とも英語での発表でしたが、改めて自分の語学力の未熟さを思い知りました。
国際社会に向けて自分の研究をアピールするためにも、今後の課題としたいと思います。