新規の血管発芽シグナルを標的とした癌治療法の開発

木戸屋浩康
(大阪大学 微生物病研究所 助教)

2015年10月27日火曜日

やさしいセミナー、開催しました

報告が遅れましたが、10月24日に「やさしい科学技術セミナー」を開催しました!

タイトルは”血管研究が切りひらく、未来の疾患治療”、セミナーを手伝ってくれた高良君と村松君と一緒に考えて決めました。


長期間にわたって入念に準備を進め、なんとか無事に執り行うことができました。
特に実習の準備は気を使って本当に大変でしたが、参加者に喜んでもらえたようで満足しています。

セミナーの内容は“血管生物学とは”から始まり、癌などの疾患に対する治療法への応用、最新の研究成果など、解りやすく説明したつもりです。
動画で配信されていますので、興味のあるかたは、ぜひご覧になってください。
質問も受け付けますので、kidoya@biken.osaka-u.ac.jpまでお願いします。


今回は宝塚北高校の学生さんが来てくれましたが、皆さん熱心に講義に耳を傾け、実習も楽しみながら取り組んででおり、科学の楽しさを少しでも伝えることができたかなと嬉しく思います。
特に、サンプルを観察したときの驚きと興味が混ざった反応を見ていると、科学に対する初心が思い返され、微笑ましく感じました。

一般の方に向けたセミナーは初めてで不安でしたが、終わってみれば、今後も定期的に開催したいという気持ちになりました。


最後に、セミナーに協力していただいた研究室の皆さん、Microeyesの佐々木さん、Leicaの福島さん、財団の関係者の方々、そして何故か応援に来てくれた飯田さん、本当にありがとうございました。

2015年9月1日火曜日

7月の報告-日本炎症・再生学会での発表

最後の7月の報告です。

7月21日~22日に東京で開催された日本炎症・再生学会に参加しました。
会場は虎ノ門ヒルズでした。
著名な先生方が数多く参加されている学会で、iPS細胞を用いた再生医療の現状や、幹細胞研究のトレンドなど、多くを学ぶことができました。

また、自身の発表では、臨床寄りの学会という事もあって、病気に関する質問を多く頂きました。
いつもと違った角度から自分の研究を見直す良い機会になりました。
研究が評価されて、優秀演題賞に選出して頂いたことは嬉しく思います。
学会長の坪田先生と記念撮影してもらいました。
9月も学会が続きますが、頑張ります!

2015年8月10日月曜日

7月の報告-大阪大学総長奨励賞の受賞

続いて7月の報告の第二弾です。

私の所属する大阪大学では、学内の教員を対象とした総長顕彰・総長奨励賞の制度があり、特定の業績を上げた教員への授与が毎年行われています。
有り難いことに、私は今年も総長奨励賞に選出して頂けました。



研究活動とは地道なもので、日夜、一生懸命に励んでもなかなか評価につながらないものです。
学内の賞とはいえ、このように表彰して頂ける事を本当に嬉しく思います。

7月の報告-東北大学でのセミナー

7月中旬から慌ただしくしており、なかなかブログが更新できなかったので、振り返って更新したいと思います。

7月15日に東北大学加齢医学研究所のセミナーにて講演させて頂きました。
ホストの佐藤靖史先生からは核心を突いた質問を受けて動揺してしまう場面もあり、自分のプレゼンの未熟さを思い知りました。
セミナーの後は佐藤研の方々が懇親会を開催して頂き、仙台の美味しい料理を楽しみながら、熱く研究の議論を交わしました。

今回の仙台出張はセミナー以外にも目的があり、翌朝には血管生物医学会の若手の会の開催に向けた打ち合わせを、佐藤研の鈴木先生、東京薬科大学の吉松先生と行いました。
この若手の会は血管やリンパ管の研究を行っている若手研究者を対象とした会で、次が2回目の開催となります。
東北大学で2月末か3月初旬に行う予定にしていますので、興味を持たれた方は血管生物医学会のHPをご確認いただくか、私へご連絡を頂ければと思います。


大阪からの出張なのに新幹線を使っているのは、飛行機が怖いからではありません。
帰りの日に台風が関西に接近しており、飛行機が欠航になったため仕方なく新幹線に乗りました。
4時間以上の長旅になりましたが、その間にゆっくりと考える時間がとれて良い気分転換になりました。

2015年7月6日月曜日

日本細胞生物学会に参加しました

先週(6月30日~7月2日)に、東京で開催された細胞生物学会に参加してきました。

あまり知り合いがいない学会ということもあって少し緊張しましたが、良い機会でしたので、異分野の研究者と積極的に会話をしました。

発表の後には多くの質問をいただき、改めて自分の研究の足りない部分が明確になり、また思いもよらない指摘を受けるなど、勉強になりました。

そして、嬉しいことに若手最優秀発表賞を頂く事ができました!
これを励みに、いっそう研究に打ち込みたいと思います。

また、何よりも大切な「他分野の研究者とのつながり」を作れたことが大きな収穫でした。

ぜひ今後の研究に活かしていきたいと思います。

2015年6月12日金曜日

論文の紹介

これも5月の話になりますが、これまで行っていた研究成果が論文として雑誌に掲載されました!

研究者にとって、実験結果をまとめて論文を完成させることは一つの目標であり、それを達成できることは嬉しいものです。
今回の論文は長年かけて研究を行った内容で、改めて誌面で論文を見ると感無量です。 
(原著論文も6月23日までこちらで見ることができます。)



内容は血管の動脈と静脈が、なぜ並走するのかを研究したものです。
恒温動物の動脈と静脈は、体の中できれいに並んで作られています。
このことは昔から知られていましたが、「どのように並走構造が作られるか」、「生理的にどのような意義があるのか」はこれまで謎でした。

今回の論文では、動脈と静脈の間で互いを「引きつける力」と「離れさせる力」の相反する力がバランス良く働くことで、動脈と静脈を並走させていることを解明しました。
また、並んでいる動脈と静脈は、体温の調整に働いている事を証明しました。

詳細な内容については「ライフサイエンス 新着論文レビュー」を、ぜひご連頂ければと思います。
また、疑問点など有りましたら、ご連絡やコメント欄に記入頂けましたらお答え致します。

2015年6月1日月曜日

学会に参加しました(5月分)

5月中にブログに書けませんしたが、5月に参加した学会について報告させて頂きます。

まず、5月13日大阪大学で開催された「春期特別日本血管生物医学会シンポジウム」にて口頭発表を行いました。
国内・国外から血管研究者を招いて開かれたシンポジウムで、最新のトッピックスを中心に議論が行われました。

続いて5月14日-16日は、熊本の南阿蘇で、「AIM(Aso International Meeting)」に参加しました。

阿蘇山の麓の緑に囲まれた環境の中、合宿形式の学会にて早朝から深夜までサイエンスに打ち込みました。
多様な内容でしたが、レベルの高い発表が続き、多くを学ぶことができました。

両学会とも英語での発表でしたが、改めて自分の語学力の未熟さを思い知りました。
国際社会に向けて自分の研究をアピールするためにも、今後の課題としたいと思います。

2015年4月24日金曜日

国際科学技術財団の贈呈式と授賞式に参加しました

はじめまして、大阪大学微生物病研究所の木戸屋です。

4月22-23日に国際科学技術財団の贈呈式と授賞式に参加しました。
多くの若手の研究者と知り合うことができ、また、日本国際賞の受賞者の先生方のお話を伺い、研究生活の刺激になりました。
特に、セオドア・フリードマン博士の若手研究者へのメッセージは印象的で、心に響きました。


今後も定期的に更新していこうと思いますので、よろしくお願いします。